中山の歴史を学ぶ
松本市考古博物館
考古博物館は古墳と縄文遺跡の宝庫である中山の地にあります。前身の中山考古館に収められてた地元出土品と市内各地の発掘調査による出土品を収蔵・展示する目的で、昭和61年に開館しました。平成15年には大規模な改修を行い、展示内容を一新するとともに、体験学習室を設けるなど親しみやすい博物館として生まれ変わりました。
常設展では、膨大な発掘出土品の中から約1800点を展示し、東日本最古級の弘法山古墳や、多くの耳飾りが出土したエリ穴遺跡については、独立したコーナーを設けています。また体験学習コーナーもあり、古代人の生活を自分の手で確かめることができます。
ご利用案内
◇開館時間
・午前9時から午後5時まで(入館は4時30分まで)
◇休館日
・3月〜11月:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合翌日)
・12月〜2月:土日祝祭日以外は休館
・年末年始(12月29日から1月3日)
◇観覧料
≪個人≫
・大人(高校生以上)200 円
・小人(中学生以下)無料
≪団体≫(20名以上)
・大人(高校生以上)150円
・小人(中学生以下)無料
◇減免について
・障がい者およびその介助者(1名)は観覧料が免除になります。
◇お問い合わせ先
松本市立考古博物館
〒390-0823 長野県松本市中山3738-1
TEL:0263-86-4710 FAX:0263-86-9189
中山文庫
折井栄治氏が個人で開設していた中山文庫の資料の寄贈を受け、松本市の中山文庫として引き継がれた特色ある分館です。図書館の1階には、しないが一望できるバルコニーや周辺にはいろいろな種類の樹木が植わった広場があり、自然に囲まれて子どもたちがのびのびと学べる環境です。 ご家族連れてお越しください。
ご利用案内
◇開館時間
火曜日~日曜日 10:00~17:00
◇休館日
月曜日
毎月第4金曜日(その日が休日にあらつときは前日)
国民の祝日(休日が月曜日にあたるときは火曜日も休館)
12月29日~翌1月3日
特別整理期間 年間15日以内
◇蔵書数
一般書 約134,000冊
児童書 約21,000冊
◇お問い合わせ先
松本市図書館/中山文庫
〒390-0823 長野県松本市中山3533-1
TEL:0263-58-5666 FAX:0263-58-5671
中山の史跡
中山地区は、古墳や御牧、山城など様々な時代の史跡が残されています。
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棺護山は神田地区と中山地区の境にあり、山頂に開成中学校があります。
古墳は尾根伝いに点在し分かりにくいですが現在も7基の古墳が見ることができます
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考古博物館周辺にも古墳が点在しており、古墳時代には数多くの古墳があったものと思われます。
これらの古墳は、古墳時代後期(6~7世紀頃)に造られたものが多く横穴式の石室を持っています。
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埴原城は、戦国時代を代表する松本市内でも最も規模の大きな山城で、今でも多くの郭や空堀、土塁、石積などが残されています。
資料がなく、誰がいつ何の目的で造ったか定かではありませんが城の複雑な構造などから、武田氏滅亡後に改修された16世紀後半の城である可能性が高いと考えられています。
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埴原牧は、朝廷に献上する馬を飼育するために設置された御牧で信濃16牧の一つです。仙石地籍には穏やかな傾斜面を6段に造成し上と両側に堀をめぐらせた跡が残り冬の間に馬を集めて飼育するための繁飼場跡(うまや跡)だと考えられています。
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向畑・坪ノ内には5世紀後半から7世紀に造られた小さな古墳がたくさんあります。馬具が出土した古墳もあり、この時代から盛んに馬が飼育され、のちに埴原牧につながったと考えれます。
中山霊園内の古墳などと一括して「中山古墳群」として松本市特別史跡に指定されています。